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日別アーカイブ: 2025年12月17日

外壁シーリングの肉痩せひび割れの原因は?雨漏りや断熱低下につながる理由を解説!

「外壁の継ぎ目が痩せてきた気がする…」「シーリングにひび割れができている…」そんな症状に気づいて、不安を感じていませんか?

外壁のシーリングは、建物の防水性と気密性を保つ上で極めて重要な役割を担っています。

しかし、紫外線や温度変化によって徐々に劣化し、「肉痩せ」や「ひび割れ」といった症状が現れます。

この状態を放置すると、雨漏りや断熱性能の低下など、深刻な問題を引き起こす可能性があるので、注意が必要。

この記事では、外壁シーリングの肉痩せやひび割れが起こる原因、それが雨漏りや断熱低下につながる理由、そして適切な対処法について詳しく解説します!

 

外壁シーリングとは?その重要な役割を解説!

まず、シーリングの基本的な役割について確認しておきましょう。

 

シーリングが施工される場所

シーリングは、主に以下の箇所に使用されています。

【シーリングの施工箇所】

─ サイディングボードの継ぎ目(目地)
─ 窓枠・サッシ周り
─ 玄関ドア周り
─ 換気口・配管の貫通部
─ ベランダ・バルコニーの接合部
─ 外壁と基礎の取り合い部分
─ 浴室やキッチンの防水部分
─ 屋根の谷部分や雨樋接合部

 

シーリングの3つの重要な役割

【シーリングの機能】

①防水機能(最重要)
─ 外壁材の継ぎ目から雨水の侵入を防ぐ
─ 建物内部を水から守る
─ 雨漏りの最大の防御線

②緩衝材(クッション)機能
─ 建物の微妙な動きを吸収
─ 外壁材の破損を防ぐ
─ 地震時の衝撃を緩和

③気密性の維持
─ 隙間からの外気侵入を防ぐ
─ 室内の温度を保つ
─ 断熱性能を維持

これらの機能が失われると建物に深刻なダメージが発生します。

 

外壁シーリングの肉痩せとひび割れの原因は?

シーリングが劣化し、肉痩せやひび割れが起こる主な原因を解説します。

 

原因①:紫外線による劣化(最大の原因)

【紫外線劣化のメカニズム】

新築時のシーリング

紫外線に長期間さらされる

可塑剤(柔軟性を保つ成分)が揮発

シーリングが硬化する

弾力性が失われる

肉痩せ・ひび割れの発生

劣化の進行目安:
─ 築5〜7年:初期硬化が始まる
─ 築7〜10年:肉痩せが目立ち始める
─ 築10〜12年:ひび割れが発生
─ 築12年以上:剥離・欠損が進行

 

原因②:温度変化による伸縮

【温度変化の影響】

夏(高温時)

外壁材とシーリングが膨張

シーリングが引き伸ばされる

冬(低温時)

外壁材とシーリングが収縮

シーリングが圧縮される

この伸縮を年中繰り返す

シーリングに疲労が蓄積

ひび割れや剥離が発生

【特に影響が大きい条件】
─ 寒暖差の激しい地域
─ 南面や西面(温度変化が大きい)
─ 濃色の外壁(熱を吸収しやすい)
─ 金属サイディング(熱膨張係数が大きい)

 

原因③:経年劣化

【シーリング材の寿命】

アクリル系:
─ 耐用年数:5〜8年(短い)

ウレタン系:
─ 耐用年数:7〜10年(標準)

変成シリコン系:
─ 耐用年数:10〜15年(長い)

シリコン系:
─ 耐用年数:10〜15年

どんな高品質材でも時間とともに劣化は避けられないので、築年数が経っているお家は特に見直した方がいいでしょう。

 

外壁シーリングの肉痩せ・ひび割れが雨漏りにつながる理由は?

シーリングの劣化が、どのようにして雨漏りを引き起こすのか、その理由を解説します。

①:肉痩せの発生
─ シーリングが痩せて凹む
─ 外壁材との隙間が生まれる
まだ雨水は侵入しない

②:ひび割れの発生
─ 細かいひび割れが入る
─ 雨水が少量侵入し始める
外壁材の裏側が湿り始める

③:剥離・欠損の発生
─ シーリングが外壁から剥がれる
─ 大きな隙間ができる
雨水が大量に侵入

④:外壁材への浸透
─ 外壁材(サイディング等)に雨水が染み込む
─ 防水シートに到達
防水シートの劣化が進む

⑤:防水シートの突破
─ 防水シートが経年劣化で破れる
─ または施工時の穴・継ぎ目から侵入
構造材(柱・梁)に雨水が到達

⑥:雨漏り・構造材の腐食
─ 室内への雨漏りが発生
─ 木材が腐朽する
─ カビが発生する
建物の耐震性が低下

※1から6までは大体5〜10年かけて進行します。

 

シーリング劣化が断熱低下につながる理由は?

雨漏りだけでなく、断熱性能の低下も深刻な問題です。

【断熱性能が低下する流れ】

シーリングのひび割れ・剥離

外壁材の継ぎ目に隙間ができる

外気が隙間から侵入

気密性の低下 断熱材の劣化 結露の発生

冷暖房費の増加 快適性の低下

年間の追加コスト:
─ エアコン代が10〜20%増加(年間2〜4万円の損失)

 

シーリング劣化で断熱低下の具体的な症状は?

冬場:
─ 以前より部屋が寒く感じる
─ 暖房の効きが悪い
─ 窓際が特に冷える
─ 結露が増えた
─ 光熱費が上がった

夏場:
─ 以前より部屋が暑く感じる
─ エアコンの効きが悪い
─ 2階が特に暑い
─ 光熱費が上がった

その他:
─ 壁の一部が冷たい(または熱い)
─ カビ臭がする
─ 結露によるシミができた

これらの症状がある場合はシーリングの劣化が原因の可能性が大きいです!

なので、これらの症状があれば専門業者への依頼も検討しておきましょう。

 

外壁塗装とシーリング補修の同時施工がおすすめ!

シーリング補修は、外壁塗装と同時に行うことを強くおすすめします。

【同時施工のメリット】

①足場代が1回で済む
─ 節約額:15〜20万円
─ 最大のメリット

②工期の短縮
─ 別々:それぞれ1〜2週間×2回
─ 同時:2〜3週間×1回

③仕上がりの美しさ
─ シーリング後に塗装するため境界がきれい
─ 色の統一感が出る
─ 新築同様の仕上がり

④耐久性の向上
─ 塗装がシーリングを保護
─ 紫外線からシーリングを守る
─ 両方の寿命が延びる

⑤メンテナンス時期の統一
─ 次回のメンテナンスが同時期
─ 管理がしやすい

上記のことから同時施工が最もお得になり、管理もしやすく、さらに工期の短縮までされるので、ぜひ検討してみてくださいね!

 

まとめ:シーリング劣化は早期対応が重要!

外壁シーリングの肉痩せとひび割れについて、重要なポイントをまとめます。

肉痩せ・ひび割れの原因:

  1. 紫外線による可塑剤の揮発(最大の原因)
  2. 温度変化による伸縮の繰り返し
  3. 施工不良(下地処理・厚み不足)
  4. 経年劣化(寿命は7〜15年)

雨漏りにつながる理由:

  1. シーリングの隙間から雨水が侵入
  2. 防水シートを突破して構造材に到達
  3. 木材の腐朽やカビの発生
  4. 建物の耐震性が低下

断熱低下につながる理由:

  1. 気密性の低下で外気が侵入
  2. 断熱材が湿気を含んで性能低下
  3. 結露が発生してカビの原因に
  4. 冷暖房費が年間2〜4万円増加

シーリングの劣化は、見た目の問題だけでなく、建物の寿命に直結する重要な問題です!

「まだ大丈夫」と放置すると、雨漏りや構造材の腐食など、修復に数百万円かかる事態になりかねません。

まずは無料診断を受けて、現在の状態を正確に把握することから始めましょう。

早期発見・早期対応が、長期的なコスト削減につながります!

 

次回は「外壁のカビ・苔・黒ずみの対策方法は?汚れて見えるのは劣化が原因?」ということで外壁の汚れに関して解説していきます!

外壁の見栄えはとても重要で、家の顔と言っても過言ではありません。

友人や家族が来た時、やっぱりキレイな家だと思ってもらえるほうが良いですよね?

そして、ただの汚れだと思っているものが、もしかすると建物の寿命に直結していることがあるかもしれません!

ぜひ次回もご覧ください!